アンティークボタンについて

アンティークボタンについて

「最高のボタンで最高のファッションを。」

ボタンにはありとあらゆる素材とデザインがありそれらのボタンひとつひとつに職人の技が駆使されています。洋服の脇役でありながら、現代に装うと主役を演じられるほどの存在感を放ちます。ジュエリーのように高価ではなく、おこずかいを少し貯めればまだ手の届くところにあるボタン。装飾という領域をアクセサリーのジャンルから飛び出す事のできるボタンならアイディア次第で自分だけのスタイルを作ることができます。
ヴィクトリアンジュエリーボタン

ヴィクトリアンジュエリーボタン

イギリスが最も繁栄したヴィクトリアン時代を象徴するように、金属の土台にイミテーションの宝石やガラス、カットスチールなどで飾られたヴィクトリアンジュエリーボタンと呼ばれる、大型で豪華なボタン。
ピクチャーボタン

ピクチャーボタン

イギリスの金属ボタンで、コレクターによって「ピクチャーボタン」と呼ばれています。ありとあらゆるものがモチーフとなり、芸術や工芸の技術が駆使され、素材には金属が最も使われました。花のデザインをヴィクトリア女王が好まれたことから、花もモチーフが多く、その他童話、バックル、傘、ポペラ、歴史、神話、動植物、星座などが使われています。ピクチャーボタンは、常にコレクターに人気があり、世界中で好まれています。
薩摩ボタン

薩摩ボタン

薩摩御用窯で作られ、国外に輸出していた薩摩ボタンは、豊臣秀吉(1536-1598年)の朝鮮出兵の際、島津義弘が朝鮮から陶工を渡来させ、その技法を御用窯として生産と保護を助成し、1867年にパリ万博に出品しました。薩摩焼は薄いベージュ地に無数の貫入りが入った釉薬に多色の上絵つけが特徴で、当時の陶工職人にひとつひとつ手描きされました。また薩摩ボタンには、大衆的な黒薩摩と高価な白薩摩があり、白薩摩の裏側には薩摩藩主、島津藩の家紋や作家名、窯名などが記されたものもあります。
エナメルボタン

エナメルボタン

金属の裏側に、色ガラスの粉末を焼き付ける技術のエナメルボタンは、1880年からの工業化の中でも手作りで生産され、19世紀後半は、ボタンの中でも最も華やかで、常に最高級品でした。多くのエナメルボタンが、フランス、イギリス、ロシア、ドイツ、中国、日本に輸出されました。
モザイクボタン

モザイクボタン

モザイクは、もともとイタリア人が建築の飾りのために創りだした技術です。ミクロモザイクボタンは、金属板に半貴石を埋め込んで、モチーフをデザインしたボタンです。ギリシャやローマの名所、旧跡のモチーフが多く、これらは貴族の子息のグランドツアーと呼ばれ、欧州旅行のお土産品として英国に持ち帰ったものも少なくないようです。
黒ガラスボタン

黒ガラスボタン

ヴィクトリア女王は、最愛の夫プリンセス・アルパートが亡くなった1861年から、女王自身が亡くなるまで、黒い衣装に黒いアクセサリー、黒いボタン(フレンチジェット)を身つけていました。そんな由来がありますが、どんな装いにもシックに決まる万能ボタンです。
ペーストボタン

ペーストボタン

「ペースト」もしくは「トラスト」の名称は、宝石と同じようにカットされた鉛ガラスのことで、金細工職人のジョージ・フレデリックが1734年頃、鉛ガラスの製造技術を完成させました。英国の宝石職人は、この技術を取り入れて、それをペースト(人工宝石)と呼び、ガラスメーカーのアトクシターとブリストルが18世紀に最初のイミテーション宝石を作ったことから「ブリストル石」とも言われています。
ベークライトボタン

ベークライトボタン

ベークライトは、1907年にレオ・ベークランドによって発明されたプラスティックです。ベークライトは、石炭を原料とした人類最初の合成物質とされ1930年代にはアール・デコデザインのアクセサリー、バックル、ボタンまたはボタンとバックルのセットのものなどに使われるようになりました。独特な色合いと風合いは、コレクターアイテムとして人気があります。
カットスチールボタン

カットスチールボタン

金属ボタンとして、18世紀に引き続きカットスチールのボタンがダイヤモンドの代用品としてフランスで作られました。カットスチールは、小さな鋲上の銅を5面体(18世紀のものには15面体にカットしたものもある)にカットすることにより生まれる輝きが魅力です。カットした銅は、小さな鋲でひとつひとつ裏で留めて固定されています。
セルロイド

セルロイドボタン

1869年に象牙に似せて開発されたセルロイドボタンは、セルロイドだけでできたボタンやメタルのボタンに薄くコーティングしたもの、ガラスの代わりとして使われたものなどがあります。